暇つぶしには丁度いい

女子高生の趣味とか日常

イル・ファ?ファド?あれ???ry)の感想

ここで読者さんに質問です。

Q.『幻奏喫茶アンシャンテ』の甘党堕天使、通称箱入りさんの名前はなーんだ!

①イル・ファ・ド・デ・リエ

②イル・ファド・デ・リエ

③イル・ファド・デリエ

 

 

 

 

 

 

 

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答え:②

 

 

これ迷った人多いのではないでしょうか。

ここまでさんざんイルのことを弄っていますが、彼のルートを終えたあとはもう名前の意味とか彼の名前とか『い』から始まる言葉全てというか乙女ゲームそのものについて考えるだけで涙腺が緩んでました。しんどかった。

本作でミシェルの次に泣きましたね。もう。

だって弱いんですもの。無機質なロボットが人間の心に触れて愛を知って~みたいなの。つらお。それでは感想文を投下しましょう!いえい

 

 

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イル

ぽやぽや天使様のターンです。

なにかと機械的なので正直クソ心配です。記憶リセットとか一番しんどいやつ来そう

第一章

天咲島で色々あったあと、平穏が訪れたアンシャンテ。そこで琴音ちゃんはイルとコラボカフェに行きます。イルは色々非常識だと注意されるも、いまいち実感が湧かない琴音ちゃん。コラボカフェであーんしたり等身大パネルの写真を撮ったりコースターを集めたりした帰り、公園で昼寝をしようとする琴音を見て、イルが歌って周囲の人も眠ってしまったのです。そんでまあ怒られて琴音ちゃんが何故か自分のかわりに謝るのを見てこれはまずいんじゃ…?って反省する話です。

イルの「琴音?」がかわいい。優しい声音で名前を呼んでるのがもうぎゅんぎゅんしますね。それにしても琴音ちゃんがなんの抵抗もなく彼の趣味に付き合っていてそれはもう良い子だと思わずにはいられない…いくら親しい友達でもよくわからんゲームのコラボカフェには行きたくないわ。如何に琴音ちゃんが優しくて素敵な女の子かわかりますね。

イルルートではフードのお兄さんが敵になる感じがするのだけれど、お兄さんがイルがいまいち人間界に順応できないのを人形だから〜とか言ってて普通にしんどかった。法術する時もやけに計算するし嫌な予感はしていたけどさ。天使がきらきら光パワーじゃなくて緻密な計算の演習だっていう発想は何気新しくね?

ぶきっちょでお皿割りまくり失敗しまくりそれでも琴音の役に立ちたいって頑張るイルが愛おしい。かわいい。他の人と比べて全然琴音の役に立てない自分に虚しさを感じるっていうのがさ。あとイルのどこがいいかって人に当たらない所だよね。自分の悪い所は認めていて、そこをどうにかしようと思って、でも失敗して。それでも自己嫌悪にはおちいるけど決して他の人に嫌な気持ちをさせない、というか。

にしてもティターニアが何を見たのか分からなくて不穏すぎてこわい。やっぱ人形の定めとかあるんですかね。自爆して死ぬとか笑笑

生贄的な?記憶をリセットして完璧な存在になるとか?しらんけど。

イルルート一番萌えるまであるから進めるのが楽しみです。

 


第二章

イルはできる子や…偉い…あと顔がお美しい。きれい。美少年。シーツをちゃんと干せて喜ぶのもかわいい。たのしいいい

琴音ちゃんにすごい懐いていてかわいい。

そしてイルの笑顔を見て恋に落ちちゃう琴音ちゃんもかわいい。みんなかわいい。

友達と恋ばなとかいいよね乙女ゲームで好きな展開。

ねえねえねえイルが乙女ゲームのイベントで言ったセリフだよねあれ???別にそんな不穏な意味じゃないよね???録画再生機能しかない人形でした〜とか笑えないからこわっ

単純に乙女ゲームリスペクトなだけでありますように。

てゆーか失踪したの琴音ちゃんの友達じゃん

違った大丈夫だったうん

なんなの不穏すぎる天使の羽根とか

はいっ!謎解けた!いるはあれだよ、乙女ゲームのあのキャラをベースに顔も性格も何もかもを作ったんだよ。人間に憧れたんだろうね。愛を知る人間に。

ぎゃああああああイルが!なんだか!不穏すぎて!人形でしかない、、みたいなのってほんと答えるんだよね。なんだろ、心のないロボット!とかさ。しんどいし辛いし悲しい。えっ無意識なんこわいよおお

フードの男が何かやらかすとは思ってたけどあんなイケメンだったら私許しちゃう❤️うそイル悲しませやがって絶対許さん。

名前もイルファドデリエだった…乙女ゲームする理由が重すぎてしんど…顔は表情だけパクった訳だから顔はセーフだね!うん!

それにしてもなんで琴音ちゃんは拒絶しちゃうのさ…イルがあんなに苦しんでるのに。自分が全部作り物だってバレるのをあんなに恐れていたのに。寄り添ってあげられないなんてヒロイン失格だぞ!って思ったけどこのゲームってそういうお話だよね。一朝一夕で重すぎる人外達の過去も真実も受け入れられる訳じゃないし十分強いほうだよ。

イルは全部作り物。だから日常生活にも上手く適応できなかった。それは知識にないし、「イル」が知り得るものではないから。だから悲しんでいる琴音に乙女ゲームのヒーローと同じ言葉をかけ、自分を彼だと想定して返答もする。

イルの羽根が黒く染まりきっていないのは、堕天使となる条件、感情を持っていないから。イルの持つ感情は乙女ゲームのヒーローの模倣に過ぎず、彼自身のものじゃないのです。

はいむりーつらいーいやさ、ずっと琴音ちゃんは彼の笑顔が素敵!性格が素敵!って思ってたのにそれ全部作り物とかまずきついじゃん。何者にも染まっていなくてピュア、っていうのも全部模倣だったら?多少は天使故のピュアさだと信じたい…何にも染まっていない彼の歌声は彼自身のものだよね?ね?

とにかくきついのにまだ二章とかむりむりしんどい。でもイルには彼らしさを手に入れて完全に堕天してもらいたいです。感情の苦しさを知って感情に絶望し、今みで積み上げてきた感情のデータを消去した彼だけど、苦しみと同時に確かに喜びも、彼が信じた感情の素晴らしさも経験してもらいたいです。琴音ちゃんがんばれ!

そして沢山沢山同胞を殺しで苦しむのはカヌスにも似ているし彼にはぜひ幸せになってほしい…辛い仕事なんてしなくていいんだぞ…

自分のこと個体呼びするのも、一人称が定まっていないのもアイデンティティがない感じで刺さる。

断罪の天使とかかっこいいけど内容きっついねでも最強の兵器とかいいじゃんうん。捨てたもんじゃないよ。

 


第三章

乙女ゲーム布教したのおまえか!!!ミシェルめ!!昔絶望していたとか元々草庵と知り合ったの15年前とか最古参はカヌスじゃなくてイルとか色々初耳。

布教とかそんな生温いことじゃねえ。絶望以外の感情を持たない、愛を知りたがるイルに適当に乙女ゲームをあげたら乙女ゲームのヒーローになれば愛を知れるって思い込んでその男にそっくりそのままなるとかジョーさん恐ろしい。なんでこんな酷いこと思いつくんだろう。もしこの男が愛を知ったとか言わなかったらこんなことにならなかったかもしれないのに。ミシェルのせいじゃないとはいえなんとも言えぬ。

 


そうだよ!あの時琴音ちゃんが恋に落ちたイルの笑顔は他ならぬ彼自身の本物の笑顔だったじゃん!きっと彼にはミシェルの言うように、無意識のうちに感情がめばえてたんだよ、!!!

 


やっと出てきたエピロキの兄貴。ミシェルがめっちゃ怒ってるの怖いけどかっこいい。あとイルのこと家族って呼ぶのいいね。

誰もそりトゥスとイルのホモなんて期待してないから!!

イルの過去はやっぱり辛かった。断罪を続ける毎日の中で、番いの使徒が堕天して使命を遂行しに行く。他の堕天使と違ってただ自分達について語る二人。二人の知る素晴らしい感情の名前を探したいと思うようになるけれど、管理されていたから感情をうまく出せない。そうして彼らを殺したくないと思うようになるけれど、ソリトゥスによって自ら断罪をする。彼らの死を、彼らの感情を無意味だと言う神に嫌悪感を抱くのはとても人間らしかった。カルディアちゃんもそうだったけど段々人間らしくなるお話がとても素敵だよね。ジョーさんのゲームって。それにしても顔すらないサブキャラが素敵すぎて。すき。あと感情の名前を教えたのが琴音ちゃんだっていうのがまた素敵。愛を教えたんだよ。歌声を褒められて喜んだのはきっとあの二人も彼の声を褒めてくれたからなんだろうね。イルは確かに色々な人から愛されていた。

愛という感情をあなたに教えたいから、感情を受け入れなさい!って言う琴音ちゃんまじで素敵。苦しくて辛い、想像していた素晴らしいものとは程遠い感情を、それでも肯定しなさいっていうんだよ!ほんとに意地悪!!それでもイルも琴音ちゃんと愛を探したいから変わる事を決めるんだよね。その時に自分の名前を聞くのもいい。私はなんだ?ってアイデンティティそのものだからね。そしてあなたはアンシャンテのイル、私の大好きな人。って答えるのがさ、、百点満点の回答だよね。あとあと!イルがずっと琴音の名前を覚えていたのもいいよねえええすっごいよかった。めっちゃ泣いた。

この時イルはずっと泣いてた訳だけど、人間も生まれる時は泣くじゃないですか。きっと、これはイルの再誕を意味するんでしょうね。深い。

イルが復帰してからはエピロキをエリンギ呼びしたり相変わらずで安心です。

 


第四章

まさかのAI。神。

独占欲強いのかわいいい

自滅しないと神倒せないとか胸糞展開はないよね???もう四章だよ???

イルが方舟?に入れたのはその天才科学者をベースに作っているからなのね。

にしても方舟がプロローグに出てくる船とそっくりで怖い、、ミシェル関連でしょ、、

ソリトゥスさんがどんどん感情豊かになってくるお憎めないお

フラグたてんなよ、、

スチルが美しい、いるううううことねちゃんと幸せにねええええ

ソリトゥスさん、、ずっとイルの隣で友としていたんだねしんどみんないい奴つらお

イルがさ、出かける前日にキスをしたのがさなんかもう可愛かったよね。きっともう二度と出来ないって分かってて、だから最後に琴音に想いを行動で伝えたかったんじゃないかな。とうとい。

 


本当にイルルート良かった!!!!!

ということで感想いってみよー!

建てるわ建てるわ死亡フラグ

「またデートしましょう」だの

「必ず帰ってきます」だの

「全部終わったら伝えたい事があります」だの不安がもう凄かった。だってやっと彼は自由になったんだよ?感情を、自我を手に入れたんだよ?琴音と一緒に愛を理解しようとおもっていたんだよ??それをすぐに奪うなんて非道な事をするなんて思いたくないじゃないですか。まあするんだけどね。

いるにまつわる事実は衝撃的だった。というかこのゲームって衝撃の事実を一回で済ませてくれないよ」。本当に二転も三転もするシナリオに振り回されてばかりなのです。

いるは兵器だった!(だからコドリア好きだったらエモい)

いるの性格を始め、言動や表情も全部げーむのきゃらくたー、イルを模倣したものだった

そもそも乙女ゲームやらせたのミシェル

人間をベースに作った生態端末が天使

だから天使は皆精神をもつ

最初の天使であるイルは善なる科学者をベースに作られたのでゲートを見つけることができた

イルは神の攻撃能力を移植されているので半身である。ちなみに神を殺せるのはイルだけである。

イルは死ぬ

くっっそ!まじくっそ!あーんならぶらぶしてやっとかわいいいることが見れると思ったらすぐこれだよ。

琴音琴音言ってすごい可愛くて涙が出そうなくらい可愛くて萌え転がっていたのに3日で死にますはひどい。

琴音に悟らせないように無理して笑うのも、まだ生きたくて苦しむのも、全部彼が感情を手に入れたからっていうのが切なかった。悲しいを理解できなかった時と比べると本当に成長したなあ、

自分の最後を、神との決着を琴音に見届けてもらいたいって言うのもなんとなく察しているこっちからすればつらかった。

イルの人格が変わらない理由が模倣元と同じで大切に育てられた箱入り坊ちゃんだからなのは笑った。

出来ない約束をどんどん言うのがつらいいい

残酷な人である。全てが終わる時に好きだって伝えたいって、、

 


ソリトゥスもしんどい。何千年も相棒として一緒にいたイルを大切な友人だと、相棒だと思っていたから何度もイルを止めようとしてたとかしんどすぎる。誰も憎めない。最後にイルがソリトゥスのことを相棒だって呼ぶのが良かった。常連から教わった技術で戦うのが胸熱でした。

 


感想がまとまらぬ。

かつての友人が知りたがっていた感情を理解したいがために、乙女ゲームのキャラクターを模倣することで生まれたイルは、琴音と共に過ごすうちに自分の本当の笑顔をするようになった。そして琴音は彼の本当の笑顔に恋に落ちたのです。それでも琴音はイルの真実を知った時、思わず彼を拒絶してしまいます。全てが嘘だと言われた時、彼女はイルを信じることができなくなったのです。そうして痛みを。悲しみを知ったイルは自ら感情を放棄します。そして人形に戻ってしまうのです。いやこれあらすじやん。

とにかく!この物語の素晴らしさはイルが二度感情を失い、三度感情を手に入れることにあると思うのです。

最初に感情を手放す時は、絶望から。感情の苦しさ、つらさを感じて感情を放棄します。二度めに手放すのは、愛情から。琴音と出会ったアンシャンテを、世界を守るために感情を手放します。それも笑顔で。琴音が好きだと言ってくれた笑顔で、自分に感情を教えてくれた、自分がアンシャンテのイルだと教えてくれた最愛の人との約束を果たすのです。

そうして最後に彼は探し求めていた答えを見つけて人形に戻るのでした。

イルが居なくなると同時にエンディングが流れるのがもう辛くて辛くて「えっ終わり?????」って思いました。あっこれハッピーエンドない系?って。でもそんなことはありません。神とともに散ったと思われたイルの魂は、奇跡的に一欠片だけ残っていたのです。一年後、目を覚ましたイルは、記憶という記憶はないけれど、感情という感情は無いけれど、会いたい、という欲求に従って琴音のいるアンシャンテに訪れます。

奇跡は何度だって起こるのです。イルを失っても琴音は毎日マスターをやっていて安心しました。

 


あと小さい時に琴音と会っていて、イルに愛を教えたのが琴音だっていうのもまた…歴史は繰り返されるんだよ…

 


テーマの変化にあるように、このルートはいくつもの変化で構成されています。始まりはイルの笑顔に訪れた変化。琴音からイルへの気持ちの変化。そしてイル自身の変化。こうして何度も変化を重ねるうちに、イルは愛の答えをみつけます。そして、変化の連続の上での結果は、奇跡とも呼べます。最後の最後でイルの魂の欠片がなんとか残っていたのも、彼が恐れながらも選んだ変化の結果であり、それもまた奇跡なのです。そう考えると琴音とイルの物語そのものが、奇跡で溢れた素敵なお話に思えてなりません。

 

だそうです。

口調もちぐはぐでやっぱり頭が悪そうなのですが、自分がひどく心を動かされ、動揺したのが分かりますね。はい。

なんだろ、イルとミシェルルートだと特に顕著な気がするのですが、このゲームって純度百パーセントのハッピーエンドくれないんですよね。そこが切なくて辛くてア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ってなるのにどこか暖かいというか。消化しきれなくても、完全に皆が幸せじゃなくても、心は満ちているのです。納得できなくはないのです。いやほんと良作ですよ、、、

 

ということでまだプレイしてない人は今すぐ購入してください!本体がないならSwitchも今買うべきですね!ちょうど3月22日?23日?24日?はどう森新作発売ですしね!買うなら今しかない!うん!