暇つぶしには丁度いい

女子高生の趣味とか日常

オランピアソワレ プレイ中感想 ネタバレなし

コロナのおかげで学校も無くなり、家では勉強漬けの日々を送っています。

朝五時半に起きて七時半までゲーム、朝食食べて八時から十二時まで勉強、昼食食べたら十八時まで勉強、夕食と風呂を済ませたら日付が変わるまで勉強。勉強のモチベが下がりつつあるので今日は毎朝少しずつ進めているオランピアソワレの感想でも書こうかな~なんて思った次第です。

個別ルートのネタバレはないです。共通は自信ないです。(多分ない…)

あらすじ

命よりも色を重んじる天供島でたった一人の「白」の少女、”オランピア”。

18歳を迎えた彼女は稀少な「白」を途絶えさせないために、交配相手を探すことになりました。

色層という物騒な階級制度のある島で彼女は唯一、好きな「色」の男性を選ぶことができます。

過去の出来事から外界との交流を拒んでいた”オランピア”ですが、本当の自分を愛してくれる人、自分の”魂の半身”を求めて彼女は一歩踏み出すことにしたのでした。

 

こんな感じですね。鍵かっことアポストロフィが多くて意味深な感じになってしまいましたが、これでも分かりやすくしたつもりです。「白」は何故彼女だけなの!?”オランピア”って何!?とかの謎は割と序盤でひとまず解決します。真相は別っぽいけど…

ヒロイン

圧倒的さといさん美少女!真っ白な髪でデコ出しスタイル、民族衣装っぽいお洋服がかわいいです。もちろんさといさんがキャラクターデザインを手掛けているので攻略対象からサブキャラまでみんな美形。とにかく美形。

口調はお嬢様っぽいというか、育ちが良さげで好感が持てます。美少女設定でとにかく容姿を褒められるのですが、過去のことや「白」であることも相まって自尊心は低めです。だから鈍感、ではあるものの、大切な時にしっかり拾ってくれる子なので話の進行を妨げたりはしません。というかチョロい。見知らぬ男性(サブキャラ)に話しかけられて「この人が私の運命の人…?」なんて思って緊張したりします。かわいい。

性格は素直で無鉄砲。自分が悪い態度をとったら反省してすぐ謝りますし、優しくされたらちゃんと「ありがとう」って言える子です。自分の行動がただのおせっかいで、迷惑かもしれないと分かったうえで行動することができる賢い子でもあります。何かを変えよう、って思ったらすぐ行動に移しては周囲から心配されるのですが、その前にちゃんと相談はするので考えなしではないです。とにかくいい子。

攻略順

ライターの片桐由摩さんのブログを参考に、

璃空天草四郎時貞玄葉ヒムカ朱砂 の順で行きます。

朱砂とヒムカは攻略制限ありです。

あと、かなり共通が長いです。共通の間は選択肢なしで話しっぱなしなのですが、舞台の天供島の不思議やヒロインの生い立ち、攻略キャラ達の意味深な様子が掘り下げられるので無駄に長いわけではないですね。共通が終わってから、キャラ選択で個別が始まります。

 

感想

ここからが感想。まだクリアしたのは一人だけなので何とも言えないのですが、どうやらこのお話はドキドキお婿さん探し!ではないみたいなんです。いやもちろんお婿さん探しはするのですが、そのお婿さんとこの島どうするよ?って向き合うお話なのです。

あらすじにもあるように、この島には物騒な階級制度があります。

「原色」の「赤」「青」「黄」が一番偉く、次に「独色」と呼ばれる「紫」とか「緑」の人たちが並び、その下に「有色」の甲・乙と続きます。今挙げた人たちは島の地上で暮らす人々で、色も最大で四色、あまり濁っていない「交配に成功」した人たちです。それ以上色が混ざった人たち「交配に失敗」したので太陽の届かない地価の都市、「黄泉」に生まれた時点で落とされ、基本的に一生地上へ上がることは許されません。

これだけでも十分物騒なのですが、この島、地上の者同士でも「原色」と「甲」などの身分違いの恋もご法度!身分違いなのに恋をしてせっくs…もとい交配をしたら現行犯逮捕で死刑です。おっかねえ。

外の島から来たヒロインと彼女が選んだお婿さん候補はこの島の階級制度に多かれ少なかれ反発心を持っています。それがシナリオを動かすのですが、結構ドラマチックで読んでいて楽しいです。ほかにも異文化理解とか島にまつわる不思議、主人公一族の謎についても触れますし、キャラによってアプローチが違うので似た展開にはならないです。まだ二人だけど。

もちろん恋愛面もちゃんと乙女ゲームしています!最初から交配しろ子供のこせって多方面から言われるしCERO:Dなのでまあエロいです。ニルアドプレイ済みの方ならあれと同じくらいだと思ってください。今のところ突拍子に仕掛けられてはいないのですが、二人とも童貞だったので何とも言えませんね。参考にならなくてごめんなさい。縁とかめっちゃ手が早そう。というかキスするだけでもそこら辺の乙女ゲームよりかはエロいのでえっちなのやりたい!って人にはおすすめ。後日談とか18禁の壁に挑んでるチャレンジ精神を感じられます。

全体を通して説明不足感は全くなく、真相に近い人あたりの話で色々分かる予感がします。粗削りで風呂敷たたみ切れていない乙女ゲームが多い中、しっかり謎も伏線も回収してくれるので安心です。オトメイト三作目のスイッチ新作ですが、サンドリヨンパリカや幻想喫茶アンシャンテよりも個人的には好きなゲームです。乙女ゲーム業界もまだ生きてる…という希望をもらえました。(だってこと流星隊は名前がダサイし妖守はディレクターさんが心配…)

 

余談ですが、天供島の最高権力者の「卑流呼様」は葦でできた船に乗って天供島に流れ着いたそうです。日本の神話によると、ヒルコはイザナギイザナミが最初に作った「不出来な子」で、夫婦はヒルコを葦の船に乗せて海に流しました。(失敗したのは女の方から誘ったからだそうです)また、天女島で祀られているのはアマテラス様、ツクヨミスサノオに並ぶ太陽の神様で、イザナギイザナミの娘、ヒルコの妹に当たります。本来は高天原にいるはずのアマテラスは何故天女島にいるのでしょうか。黄泉は死んだイザナミが行った地で、イザナギが彼女迎えに行ってその醜さに驚き、去った地でもあります。また、ヒムカは「日向」、現在の宮崎県に当たる場所で「神話のふるさと」とも呼ばれているそうです。日本神話の要素がこれでもか!というほど盛り込まれているの主人公の名前はオランピアギリシャ神話?)、時貞が信仰するのはキリスト教、さっぱりわからない!どういうことだ!

というところで今回はおしまいにします。オランピアソワレ、本当に面白いので皆さんも是非!是非遊んでください。

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